QGISを用いてDEM(数値標高モデル)を視覚化し，googleが提供するXYZタイルを照合し，GoogleEarthのように立体的に地形を見られるようにする．また，そのような3Dデータをglb形式で出力し，BlenderやMayaなどでDEM由来の3DモデルをCGコンテンツ等で利用できるようにする．
[* QGIS] = 地理空間情報データの閲覧、編集、分析機能を有するクロスプラットフォームのオープンソースソフトウェア・GISソフトである。(Wikipediaより)
[* DEM(数値標高モデル)] = 地表面の地形のデジタル表現
1. QGISはhttps://qgis.org/ でダウンロードすることができる．
2.QGISで新規プロジェクトを開始すると，以下のような画面構成が出る．
「プラグイン」をインストールする．ここでは，DEMデータを最も手っ取り早く立体化させる方法として[* 「Qgis2threejs」]をインストールする．
3.プラグイン→プラグインの管理とインストール をクリック．
4. 「全プラグイン」タブ内右上の検索欄で「Qgis2threejs」を入力し，Qgis2threejsをインストールする(下画像はインストール済)
5. 元となる数値標高モデル(DEM)を導入する．色々なところから入手できるので，ここではインストール可能な代表例を列挙する．
[** 基盤地図情報 ダウンロードサービス](https://service.gsi.go.jp/kiban/app/map/?search=dem#5/34.999999999999986/135)
国土地理院が出している数値標高モデルのダウンロードサービス．分解能は5mかそれ以上で，多くの地域では分解能1mと極めて精細である．日本のDEMデータを探しているならここで決まり．
[** NASA EarthData Search](https://search.earthdata.nasa.gov/search)
NASが出してるいる数値標高モデルのダウンロードサービス．分解能8mだが，今回私が使ったヒマラヤ山脈の部分の，とりわけ傾斜の激しいところがNoDataになっている...30mとかでラスタ計算機をつかって補完しながら使うといいのかもしれないが，実行はしていない
6.QGISにダウンロードしたdemあるいはtifをインポートする(D&Dで可能)
7.demとxyz tileを表示した状態でQgis2threejsをもちい，glb出力する．
今回はQGISで作成した3Dデータで，映像制作を行った．
https://x.com/i/status/1981037733163212810
↑ぜひ見てみてください．
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